スタンダードジャンド対策とその対策
2009年11月4日 TCG全般スタンダードのトップメタデッキであるジャンドについてつらつらと書いてみる。
まずは適当なレシピと特徴を。
4 Forest
2 Mountain
4 Swamp
4 Savage Lands
4 Dragonskull Summit
3 Rootbound Crag
4 Verdant Catacombs
4 Putrid Leech
4 Sprouting Thrinax
4 Bloodbraid Elf
3 Broodmate Dragon
4 Lightning Bolt
3 Terminate
4 Maelstrom Pulse
4 Blightning
2 Garruk Wildspeaker
3 Bituminous Blast
●特徴
・数自体は少ないものの優秀かつアドバンテージを失い難い生物
・優秀な続唱呪文2種によるアドバンテージ
・軽く対応力の高い単体除去TerminateとMaelstrom Pulse
・Blightningによる手札破壊で中~後盤での敵の行動を縛る
・3点火力2種8枚あるので数点のライフなら削りきれる
●対抗策
1.被覆、プロテクション、破壊されない、生物
「Great Sable Stag」「Sphinx of Jwar Isle」「Wall of Denial」「Thornling」「Sphinx of the Steel Wind」「Uril, the Miststalker」等
除去が基本的に対象にとって破壊する物を使用しているため、それらを無効化する能力を持つ生物は対処手段が限定される。それだけでなく、対象に出来る生物が場に出ていない状態は、続唱呪文でアドバンテージを取りづらい状態でもある。上記デッキを例にすると、Bloodbraid Elfで続唱できる3マナ以下の呪文割合は、34.8%が生物、47.8%が除去、残り17.4%がBlightningとなっている。除去のうち本体に打てるLightning Boltを除いたとしても3割程度無駄続唱となる。そして、もう一種の続唱であるBituminous Blastは、そもそも対象が無ければプレイできない。プロテクション(赤)はMaelstrom Pulseで対応できるため単体ではそれほど脅威では無いが、プロテクション(緑)を併せ持つSphinx of the Steel Windはジャンドにとって致命的に癌となる生物である。なお、Sphinx of the Steel Windの対処手段としてはDeathmarkがスマートな回答だろう。
2.マナベースの破壊
「Goblin Ruinblaster」「Spreading Seas」「Acidic Slime」
3色揃わないと機能不全になるのがジャンド。そのため、土地を破壊することは有効な対策となる。得に2マナと軽くキャントリップ付で序盤の動きを阻害することのできる「Spreading Seas」は注目株。
3.手札破壊
「Blightning」「Mind Sludge」「Mind Rot」「Mind Shatter」「Esper Charm」
動きが遅く手札のアドバンテージを得る手段が「Sign in Blood」位しかないため、手札破壊に弱い。特に1対多で手札を捨てさせるカードに弱い。同系対策のサイドに追加の「Blightning」として「Mind Rot」を追加されているケースも。
4.1対多で生物を展開する呪文
「Conqueror’s Pledge」「Ranger of Eos」「Captain of the Watch」「Martial Coup」等
トークンはMaelstrom Pulseで対処できるものの他を対処する場合に個別除去ではアドバンテージを失う。これらにアドバンテージを失わない対処手段として全体除去(「Jund Charm」「Volcanic Fallout」「Infest」「Caldera Hellion」)があるが、タフネス3以上になると「Caldera Hellion」以外は1枚で対処が出来なくなるのが特徴である。
5.色対策カード
とにかく多色呪文を多用するので、「Celestial Purge」「Flashfreeze」「Devout Lightcaster」等の色対策呪文が刺さる。相手が白を用いている場合、サイド後の序盤のブロッカーとしての「Putrid Leech」「Sprouting Thrinax」はあまり期待できないため、呪文で対処できるようにしておきたい。
●対抗策を踏まえたジャンド
抜くべき候補として第一に挙がるのは「Bituminous Blast」だろう。強力なカードであることは間違いないが、やや動きがもっさりしているのと、対ジャンドに入ってくるプロテクション(黒)生物に対処が出来ないのがデメリットである。変わりに入れるカードとしてまず使ってみたのが「Burst Lightning」。速攻デッキ相手の対応力が上がり使い勝手は悪くなかった。
だが、所詮は単体除去でありジャンドが想定できる行動として目新しいものではなかった。
いろいろ入れ替えているうちにしっくりときたのが「Earhquake」。サイドを圧迫していた全体除去枠を削れて速攻デッキの耐性があがる一石二鳥。続唱の相性の悪さは続唱の枚数自体の減少もあわせて許容範囲と思っている。
Main
3 Forest
2 Mountain
4 Swamp
4 Savage Lands
4 Dragonskull Summit
4 Rootbound Crag
4 Verdant Catacombs
4 Putrid Leech
4 Sprouting Thrinax
4 Bloodbraid Elf
3 Broodmate Dragon
4 Lightning Bolt
2 Duress
2 Terminate
4 Maelstrom Pulse
4 Blightning
2 Garruk Wildspeaker
2 Earthquake
Side
4 Goblin Ruinblaster
3 Dragon’s Claw
1 Earthquake
2 Duress
2 Thought Hemorrhage
3 Gatekeeper of Malakir
「Duress」
同系のBlightningや除去を取り除ける万能手札破壊。
あまり引きすぎても辛いので2枚ほどメインに。
「Earthquake」
古典的かつ強力な全体除去。続唱呪文との相性が悪いがそれを考えても十分投入する価値がある呪文。癌となるオーランリーフ済み「Great Sable Stag」も対処可能。何より、本体火力として想定外のダメージを与えられるのが強力。
「Gatekeeper of Malakir」
被覆の飛行生物を除去するためには、Fleshbag Marauderかこれかどちらかを使う必要がある。マナコストの黒黒黒は出し辛いが、どうせ相手は「Wall of Denial」や「Sphinx of Jwar Isle」を使うコントロールなので後半出れば構わない。黒マナを残してBloodbraid Elfで捲れればゴチ。Deathmarkと枠を迷っているが以外に使い勝手が良い。
「Dragon’s Claw」
赤単には速度が間に合わないことが多く分が悪い。だが、これが場に出ると相性は覆る。相手の呪文だけでなく自分の赤い呪文でゲインできるため、早めに出たら10点以上ゲインすることもざらにある。
まずは適当なレシピと特徴を。
4 Forest
2 Mountain
4 Swamp
4 Savage Lands
4 Dragonskull Summit
3 Rootbound Crag
4 Verdant Catacombs
4 Putrid Leech
4 Sprouting Thrinax
4 Bloodbraid Elf
3 Broodmate Dragon
4 Lightning Bolt
3 Terminate
4 Maelstrom Pulse
4 Blightning
2 Garruk Wildspeaker
3 Bituminous Blast
●特徴
・数自体は少ないものの優秀かつアドバンテージを失い難い生物
・優秀な続唱呪文2種によるアドバンテージ
・軽く対応力の高い単体除去TerminateとMaelstrom Pulse
・Blightningによる手札破壊で中~後盤での敵の行動を縛る
・3点火力2種8枚あるので数点のライフなら削りきれる
●対抗策
1.被覆、プロテクション、破壊されない、生物
「Great Sable Stag」「Sphinx of Jwar Isle」「Wall of Denial」「Thornling」「Sphinx of the Steel Wind」「Uril, the Miststalker」等
除去が基本的に対象にとって破壊する物を使用しているため、それらを無効化する能力を持つ生物は対処手段が限定される。それだけでなく、対象に出来る生物が場に出ていない状態は、続唱呪文でアドバンテージを取りづらい状態でもある。上記デッキを例にすると、Bloodbraid Elfで続唱できる3マナ以下の呪文割合は、34.8%が生物、47.8%が除去、残り17.4%がBlightningとなっている。除去のうち本体に打てるLightning Boltを除いたとしても3割程度無駄続唱となる。そして、もう一種の続唱であるBituminous Blastは、そもそも対象が無ければプレイできない。プロテクション(赤)はMaelstrom Pulseで対応できるため単体ではそれほど脅威では無いが、プロテクション(緑)を併せ持つSphinx of the Steel Windはジャンドにとって致命的に癌となる生物である。なお、Sphinx of the Steel Windの対処手段としてはDeathmarkがスマートな回答だろう。
2.マナベースの破壊
「Goblin Ruinblaster」「Spreading Seas」「Acidic Slime」
3色揃わないと機能不全になるのがジャンド。そのため、土地を破壊することは有効な対策となる。得に2マナと軽くキャントリップ付で序盤の動きを阻害することのできる「Spreading Seas」は注目株。
3.手札破壊
「Blightning」「Mind Sludge」「Mind Rot」「Mind Shatter」「Esper Charm」
動きが遅く手札のアドバンテージを得る手段が「Sign in Blood」位しかないため、手札破壊に弱い。特に1対多で手札を捨てさせるカードに弱い。同系対策のサイドに追加の「Blightning」として「Mind Rot」を追加されているケースも。
4.1対多で生物を展開する呪文
「Conqueror’s Pledge」「Ranger of Eos」「Captain of the Watch」「Martial Coup」等
トークンはMaelstrom Pulseで対処できるものの他を対処する場合に個別除去ではアドバンテージを失う。これらにアドバンテージを失わない対処手段として全体除去(「Jund Charm」「Volcanic Fallout」「Infest」「Caldera Hellion」)があるが、タフネス3以上になると「Caldera Hellion」以外は1枚で対処が出来なくなるのが特徴である。
5.色対策カード
とにかく多色呪文を多用するので、「Celestial Purge」「Flashfreeze」「Devout Lightcaster」等の色対策呪文が刺さる。相手が白を用いている場合、サイド後の序盤のブロッカーとしての「Putrid Leech」「Sprouting Thrinax」はあまり期待できないため、呪文で対処できるようにしておきたい。
●対抗策を踏まえたジャンド
抜くべき候補として第一に挙がるのは「Bituminous Blast」だろう。強力なカードであることは間違いないが、やや動きがもっさりしているのと、対ジャンドに入ってくるプロテクション(黒)生物に対処が出来ないのがデメリットである。変わりに入れるカードとしてまず使ってみたのが「Burst Lightning」。速攻デッキ相手の対応力が上がり使い勝手は悪くなかった。
だが、所詮は単体除去でありジャンドが想定できる行動として目新しいものではなかった。
いろいろ入れ替えているうちにしっくりときたのが「Earhquake」。サイドを圧迫していた全体除去枠を削れて速攻デッキの耐性があがる一石二鳥。続唱の相性の悪さは続唱の枚数自体の減少もあわせて許容範囲と思っている。
Main
3 Forest
2 Mountain
4 Swamp
4 Savage Lands
4 Dragonskull Summit
4 Rootbound Crag
4 Verdant Catacombs
4 Putrid Leech
4 Sprouting Thrinax
4 Bloodbraid Elf
3 Broodmate Dragon
4 Lightning Bolt
2 Duress
2 Terminate
4 Maelstrom Pulse
4 Blightning
2 Garruk Wildspeaker
2 Earthquake
Side
4 Goblin Ruinblaster
3 Dragon’s Claw
1 Earthquake
2 Duress
2 Thought Hemorrhage
3 Gatekeeper of Malakir
「Duress」
同系のBlightningや除去を取り除ける万能手札破壊。
あまり引きすぎても辛いので2枚ほどメインに。
「Earthquake」
古典的かつ強力な全体除去。続唱呪文との相性が悪いがそれを考えても十分投入する価値がある呪文。癌となるオーランリーフ済み「Great Sable Stag」も対処可能。何より、本体火力として想定外のダメージを与えられるのが強力。
「Gatekeeper of Malakir」
被覆の飛行生物を除去するためには、Fleshbag Marauderかこれかどちらかを使う必要がある。マナコストの黒黒黒は出し辛いが、どうせ相手は「Wall of Denial」や「Sphinx of Jwar Isle」を使うコントロールなので後半出れば構わない。黒マナを残してBloodbraid Elfで捲れればゴチ。Deathmarkと枠を迷っているが以外に使い勝手が良い。
「Dragon’s Claw」
赤単には速度が間に合わないことが多く分が悪い。だが、これが場に出ると相性は覆る。相手の呪文だけでなく自分の赤い呪文でゲインできるため、早めに出たら10点以上ゲインすることもざらにある。
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